🇨🇦トロント・バンクーバ留学中にネイティブ・カナディアンに聞いてみた

​英語で「わかりません」と言うとき、いつも “I don’t know.” ばかり使っていませんか?
実はシチュエーションによって、もっと自然で相手に配慮した言い方がたくさんあります。
カナダなど北米のネイティブが日常的に使う表現を、ニュアンス別に整理してみました。

​1. 基本の4フレーズ:ニュアンスの違い

​I don’t know.(知らない・わからない)
​ニュアンス: 最も直接的。言い方によっては「(そんなこと知るかという)突き放した」印象を与えることも。
​I’m not sure.(定かではありません)
​ニュアンス: 「知っているかもしれないけれど、確信がない」という柔らかい響き。ビジネスや目上の人に最も使いやすい Polite(丁寧) な表現です。
​I have no idea.(さっぱりわかりません)
​ニュアンス: 知識がゼロであることを強調。「全く見当もつかない」という少し強い響きです。
​I’m not sure. I’m sorry.(すみません、ちょっとわかりかねます)
​ニュアンス: 申し訳なさを加えることで、相手の期待に沿えないことを気遣う非常に丁寧な表現です。

​​2. ネイティブがよく使う!少しカジュアルな表現集

​カナダの友人との会話でよく耳にする、自然な言い換えフレーズです。

​I’m not 100% sure.
​解説: 「100%ではない」と言うことで、断定を避ける表現。
​例文: “I’m not 100% sure, but I think the meeting starts at 3.”(確信はないけど、会議は3時だったと思うよ。)

​I haven’t a clue. / No clue.
​解説: 「手がかり(Clue)すらない」=「全くわからん!」という非常にカジュアルな表現。
​例文: “Do you know where my keys are?” “No clue!”(鍵どこか知ってる?/全くわかんない!) ⇨“clue(手掛かり)”は、映画やドラマで頻出単語です。

Your guess is as good as mine.
​解説: 「君の予想も僕の予想と同じくらい(当たらない)」=「僕だって君と同じくらいわからないよ」というお洒落な慣用句。
​例文: “When will the bus come?” “Your guess is as good as mine.”(バスいつ来るかな?/僕にもさっぱりだよ。)

​I’m still figuring that out.
​解説: 「今それを理解しようとしている最中なんだ」=「まだ模索中(わからない)」という前向きな響き。
​例文: “How do you use this app?” “I’m still figuring that out.”(このアプリどう使うの?/今いじって確かめてるところだよ。)

​Beats me.
​解説: 「参った、降参だ」というニュアンス。非常にカジュアルで、親しい間柄で使います。
​例文: “Why did he say that?” “Beats me.”(なんで彼あんなこと言ったの?/さあね、お手上げだよ。)

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